P・D・ジェイムズ
★『ナイチンゲールの屍衣』 訳:隈田たけ子 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:Shroud for a Nightingale(1971)
看護婦養成所で看護学生が実習中に突然倒れた。その後、また別の学生が変死する。養成所内の複雑に絡み合う人間関係をダルグリッシュ警視が追う。
『女には向かない職業』 訳:小泉喜美子 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:An Unsuitable Job for a Woman (1972)
或ることから探偵事務所を経営することになったコーデリア。
『黒い塔』 訳:小泉喜美子 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Black Tower
(1975)
ダルグリッシュのもとに知人である神父から相談があると手紙が届いた直後に、神父は急死した。謎を追っていくうちに明らかになっていく神父を取巻いていた世界・・・。
『死の味』(上・下) 訳:青木久恵 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
原題:A Taste for Death
(1986)
教会で死体が発見される。喉を咲かれていたのは元国務大臣と浮浪者。二人の繋がりは・・・。ダルグリッシュ警視の捜査が始まります。
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ピーター・ジェイムズ
★1/2の埋葬(上下) 訳:田辺千幸 ランダムハウス講談社
原題:Dead Simple (2005)
結婚式を数日後に控えたマイケルは、友人たちと独身最後の夜(スタグ・ナイト)を楽しむことになった。
彼はこれまでに友人たちのスタグ・ナイトには過激ないたずらを仕掛けていて、友人たちはその仕返しをしようと
密かに計画をたてていたが、フィアンセに夢中な彼はそれにまったく気づかなかった。
用意してあった棺桶に閉じ込められ、穴に埋められてしまったマイケル。
数時間閉じ込めるだけのつもりが・・・。
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クィンティン・ジャーディン
『スキナーのルール』 訳:安部昭至 創元推理文庫
原題:Skinner's Rules
(1993)
スコットランドが舞台の警察モノ。連続殺人の捜査を開始するが・・・。
★『スキナーのフェスティヴァル』 訳:安部昭至 創元推理文庫
原題:Skinner's Festival
(1994)
エディンバラで開催される恒例の国際フェスティヴァル。観光客が賑わう中、爆弾テロが発生した。テロリストの要求はスコットランドの独立。捜査は一向に進まないままフェスティヴァルは佳境へ・・
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マイ・シューヴァル,ペール・ヴァールー
『笑う警官』 訳:高見浩 角川文庫
原題:Den Skrattande Polisen (1971)
1967年11月、土砂降りのストックホルム。二階だての市内循環バスが歩道に ゆっくりと乗り上げ静止した。パトロール中の警官がバスの中を確認したところ、中には銃による死者8人、瀕死の状態であろう者1人がいた。刑事達は、犠牲者達が偶然そのバスに乗り合わせた事を突き止め、またその中には同僚が含まれていた事も知る。狂人犯行説が大方を占める中、ベック警視は犠牲となった同僚の行動を更に探っていく。
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エリザベス・ジョージ
『エレナのために』 訳:松本みどり ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:For the Sake of Elena (1992)
ケンブリッジの大学教授の娘エレナは霧の深い早朝、ジョギングに出かけ惨殺されてしまう。彼女のこの朝の行動を知っていた者は誰か、エレナのカレンダーに記された奇妙な記号の意味は、といった事を手がかりに捜査は開始された。やがて、魅力的なエレナと親しくしていたとされる男性に容疑がかけられるが、捜査にあたるリンリー警部は釈然としないものを感じ、エレナの人間関係を更に調査していく。
そんな折り、別の女子学生が殺され、事件は新たな展開を見せ始める。
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J.M.スコット
『人魚とビスケット』 訳:清水ふみ 創元推理文庫
原題:Sea-wyf and Biscutt
(1955)
1951年、デイリー・テレグラフ紙の個人広告欄に「人魚宛て」のメッセージが掲載された。広告主は「ビスケット」。数回にわたる広告によって、9年前、彼らはインド洋を漂流したらしい事がわかった。これに興味を持った「私」はなんとか彼らに逢い、当時の話を聞きだした・・。 |
レックス・スタウト
『料理長が多すぎる』 訳:** ハヤカワ文庫
原題:** (19**)
う〜ん・・
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ネヴィル・スティード
『ブリキの自動車』 訳:** ハヤカワ文庫
原題:** (19**)
ブリキ玩具コレクターが事件に巻き込まれます。全体的に静かな雰囲気が漂っています。
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シェイマス・スミス
★『Mr.クイン』 訳:黒原敏行 ハヤカワミステリアス・プレス文庫
原題:Quinn (1999)
麻薬王トナーと組んで犯罪計画を立てる。計画立案者であって実行はしない。それで大金を稼ぐジャード・クイン。綿密な事前調査をして手抜かりのないよう、また自分が危険に晒されないようにするのだ。犯罪はビジネスだと言ってはばからない。今回の仕事は裕福な不動産業者の一家を事故に見せかけて殺し、財産を横取りするのだ。
とても面白い作品です。・・・と書くと、大変な誤解を招くだろうか。
主人公は憎めない悪党でも魅力的な悪党でもない。本当に悪い奴である。でも物語にどんどん引き込まれていく。
★『わが名はレッド』 訳:鈴木恵 ハヤカワ文庫
原題:Red Dock (2002)
犯罪組織のブレーンであるレッド・ドック。幼いころ親に捨てられた彼と弟は荒れた修道院で育った。多くの人間に恨みを持つレッドは、犯罪プランナーではなく実行犯として、ある目的を達成する為に20年を過ごしてきた。
そしてこの犯罪計画が再び動き始めるのだ・・
★『名無しのヒル』 訳:鈴木恵 ハヤカワ文庫
原題:The Moles' Cage (2004)
アイルランドの激動する1970年代前半を描いたもの。
ベルファスト育ちのマイケルは、17歳の時に英軍によってテロリストと決めつけられ収容所に送られた。
看守の嫌がらせや暴力が続き、ついに脱獄計画を編み出す。
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マーティン・クルーズ・スミス
★『ゴーリキー・パーク』(上・下) 訳:中野圭二 ハヤカワ文庫NV
原題:Gorky Park
(1981)
モスクワのゴーリキー・パークで3人の射殺死体が発見される。捜査するのは人民警察のレンコ捜査官。KGBも絡んでいて思うように調査ができない。
『ローズ』 訳:北澤和彦 講談社文庫
原題:Rose
(1996)
1872年、英国の炭鉱町ウィガンで牧師補が行方不明になった。鉱経営者のハネイは娘の婚約者である牧師補を探してほしい、と鉱山技師ブレアに調査を依頼する。
炭鉱労働者達から敵意にみちた目を向けられながら調査をするブレアは ピットガール(炭鉱で働く女性)の一人に惹かれていく。
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ドロシー・L・セイヤーズ
★『ピーター卿の事件簿』 訳:宇野利泰 創元推理文庫
原題:The Casebook of Lord Peter (19**)
短編集。貴族探偵ピーター・ウィムジー卿の推理!
『誰の死体?』 訳:浅羽莢子 創元推理文庫
原題:Whose Body?
(1923)
見知らぬ男の死体が自分のフラットの浴室に・・・。これは誰?謎解きよりも別の楽しさがある作品だと思う。
『ピーター卿の事件簿U』 訳:宮脇孝雄 創元推理文庫
原題:More Tales of Lord Peter (19**)
短編集。なんとなく、ほのぼのとした気持ちになってしまった。
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ロアルド・ダール
『あなたに似た人』 訳:田村隆一 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:Someone Like You
(1948,1961)
短編集です。どれも静かな感じ・・・。
★『ロアルド・ダールの幽霊物語』 訳:乾信一郎他 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:Roald Dahl's Book of Ghost Stories (19**)
数人の作家の作品集。
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ヘレン・ダンモア
『海に消えた女』 訳:長野きよみ 文春文庫
原題:Talking to the Dead (1996)
姉は出産後に体が弱って、当分の間妹のニーナが身の回りの世話をすることになり、ロンドンから姉の住む田舎に出向くことになった。姉は聡明で美しく、ニーナは冴えないながらも奔放な性格で、子供の頃から二人の絆は強かった。二人には過去に秘密があり、ニーナはその記憶が甦って姉に不信感を抱くが・・・
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ギルバート・K・チェスタートン
『ブラウン神父の童心(無知)』 訳:村崎敏郎 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Innocence of Father Brown (1911)
短編集です。冴えない風貌の神父がちょっとした謎解きをしてみせる、というもの。神父が探偵になる訳ではない。
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トマス・チャスティン
『パンドラの匣(はこ)』 訳:** ハヤカワ文庫
原題:** (19**)
舞台はニューヨーク。美術館にある名画が盗まれてしまうというもの。
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エリザベス・チャップリン
『幸運の逆転』 訳:** ハヤカワ・ミステリアス・プレス文庫
原題:Hostage to Fortune (1992)
子供はないがある程度暮らしにゆとりのある結婚して25年の夫婦。妻がサッカーくじで大金を当てたことによって、これまでの生活が一変する。夫婦が互いを欺き、すれ違いと偶然が重なって夫の殺人計画が進む。
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ケイト・チャールズ
『死の誘い』 訳:相原真理子 創元推理文庫
原題:The Snares of Death (1992)
小さな村の教会に新しい司祭がやってきた。福音派の彼は、カトリック風に儀式を重んじる今までのやり方を改革しようと意気込んでいた。怒りの波紋が広がり、ついに死体が・・・。
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ジョセフィン・テイ
『時の娘』 訳:小泉喜美子 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Daughter of Time (1951)
悪名高いリチャード三世は本当に悪人だったのか。退屈な入院生活の中で警部が推理していく・・・。
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カーター・ディクスン
『プレーグ・コートの殺人』 訳:** ハヤカワ文庫
原題:** (19**)
密室殺人です。う〜ん・・
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マイクル・ディブディン
『血と影』 訳:** ハヤカワ文庫
原題:** (19**)
サルディーニャ島が舞台。万全の防犯システムを装備してある別荘で4人が射殺された。マフィアと繋がりのある政界の人物もからみ、「正義」を貫くのが困難な捜査・・
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バーナード・テイラー
『マザーズボーイ』 訳:山田久美子 二見文庫
原題:Mother's Boys
(1988)
教師のロバートは、離婚後4人の子供たちを育てながら、同僚で恋人のネッタとの再婚を考えていた。
別れた妻ジューディスは、子供たちをおいて自分から出て行ったものの、今また家族が一緒に暮らすことを望んでいた。
長男ケスターは母を強く慕っており、ロバートから邪険にされたジューディスの悲しみを知った彼は、
家族に禍をもたらしたネッタに復讐しようと決意する・・
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バーティー・デナム
★『二人のサード子爵』 訳:加地美知子 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
原題:Two Thyrdes
(1983)
面白い!第二次大戦中サード子爵二世に災難が、35年後にサード子爵三世(息子)にも災難が・・・。二つの事件は繋がりがあるのか?
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コリン・デクスター
『ウッドストック行最終バス』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:Last Bus to Woodstock
(1975)
モース主任警部の推理の一つ一つに「そうかもしれない」と頷いてしまうが、全て的外れ。がしかしモースはとても知的で面白い。
『ニコラス・クインの静かな世界』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Silent World of Nicholas Quinn
(1977)
極度の難聴であったニコラス・クインが殺害された。例によって様々な仮定で推理してみるモース。それについていくのはたいへん。。。
『死者たちの礼拝』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:Service of all the Dead
(1979)
教会での殺人事件と牧師の謎の死。管轄外で発生した事件だが、捜査をすることになったモース。
『ジェリコ街の女』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Dead of Jericho
(1981)
モースは、ある席で知り合った女性との再会を約束するがその女性は自殺してしまう。女性の家の近くで殺人事件が起こり、モースは事件を推理していきます。
★『謎まで三マイル』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Riddle of the Third Mile
(1983)
両手両足と首の無い死体が発見され、モースの推理により身元が判明したかと思われたが、その人物から手紙が届く。死体はいったい誰?
アナグラム(文字遊び)に翻弄?されてしまう。
『別館三号室の男』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Secret of Annexe 3
(1986)
あまり覚えていないです。。面白くなかったかも・・・。
★『オックスフォード運河の殺人』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
原題:The Wench is Dead
(1989)
モースが入院するハメに!退屈なのでヴィクトリア時代の殺人事件を扱った書物を読み始めます。次第に書物に書かれていることが真実なのか?という疑問がわき、推理していくという物語。
『消えた装身具』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ミステリ文庫
原題:The Jewel That was Ours
(1991)
アメリカ人ツアー客の急死、ツアー関係者の死体、貴重な中世の装身具の紛失、と様々な事柄から事件の推理を始めるモース。
★『森を抜ける道』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
原題:The Way Through the Woods
(1992)
迷宮入りした失踪事件を解決する鍵となりそうな「詩」が匿名で警察に寄せられる。詩の謎を解き、捜査の再開。
『モース警部、最大の事件』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
原題:Morse's Greatest mystery and Other stories (1993)
短編集。タイトルは「モース警部」となっていますがモースものは一つです。
『カインの娘たち』 訳:大庭忠男 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
原題:The Daughters of Cain
(1994)
内容が思い出せない・・。
★『死はわが隣人』 訳:大庭忠男 ハヤカワミステリ
原題:Death is Now My Neighbour
(1996)
オックスフォード大学学寮長の引退に伴って後継者争いが静かに、
しかし熱く展開されているなか、、閑静な住宅街で女性が射殺される事件が起きた。
モースは糖尿病に悩まされながらルイスと共に捜査を始める。
怪しげな新聞記者、耳の不自由な老婦人・・隣人たちの錯綜する証言から、
モースは学寮長選挙と事件との意外な接点を見つけ出す・・
そしてモースのファーストネームがついに明かされる!
★『悔恨の日』 訳:大庭忠男 ハヤカワ文庫
原題:The Remorseful Day
(1999)
病気療養中のモース主任警部は、一年前に起きた未解決事件の捜査を依頼された。看護婦が全裸死体で発見されたが容疑者もないまま迷宮入りになりそうだったのだ。しかし最近、匿名の情報提供があったという。引退を決意していたモースが最後の難事件に果敢に挑む。
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ジューン・トムスン
『追憶のローズマリー』 訳:藤村裕美 創元推理文庫
原題:Rosemary for Remembrance
(1988)
伝統ある寄宿学校で溺死体が発見された。ローズマリーが散りばめられていたのには何か意味があるのか。 |
ルーパート・トムソン
『終わりなき闇』 訳:** 講談社文庫
原題:**
(19**)
不気味・・・。現実と妄想が絡み合っていて混乱する。長編ですが中だるみが無く、物語に引き込まれていきます。それがまた恐い・・。 |
ジェレミー・ドロンフィールド
★『飛蝗(バッタ)の農場』 訳:越前敏弥 創元推理文庫
原題:The Locust Farm
(1998)
ヨークシャーで一人暮らしをするキャロルの所へ、疲れきった様子の男がやってくる。謎めいたその男は以前の事を何も覚えていないという・・
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